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相続税の改正で、納税対象者が増えます!
今年(2011年)の4月以降に亡くなった人から、その相続税の計算方法が変わりそうです。
国会で税制改正の法案が通ると、従来の相続税の計算で相続税の対象にならななかった人も、相続税が課税されることになるかもしれません。具体的にどのようなことか、詳しくみてみましょう。
■基礎控除額が引き下げ
相続税は、相続財産から「基礎控除」と呼ばれるものを差し引いた金額にかかってくる税金です。この基礎控除の金額が相続財産より高額であれば、相続税はかからないということです。
このため現在では、相続税を支払う人は亡くなった人の4%程度です。つまり、亡くなった方100人のうち、相続税を支払っているのは4人ということ。
このように、現状では相続税を支払う人が少ないですが、今後は大幅に上昇しそうです。
それは、「基礎控除」の計算方法が変わるからです。
従来の「基礎控除」は
5,000万円 + (1,000万円×法定相続人の数)
でした。
2011年4月以降の「基礎控除額」は、
3,000万円 + (600万円×法定相続人の数)
となる予定です。
例えば、妻と子ども2人が法定相続人の場合を考えてみましょう。
従来であれば、基礎控除額は
5,000万円 + (1,000万円×3)= 8,000万円
でした。
これが、2011年4月以降は、
3,000万円 + (600万円×3)=4,800万円
になるのです。
この例では、従来だと相続税がかからないボーダーが8,000万円だったのが、4,800万円に引き下げられるということです。
マイホームをもち、数千万円の預貯金があるご家庭では、今まで無縁だった相続税が課税対象になる可能性がでてきました。
■死亡保険金の非課税枠も注意
死亡保険金の扱いも変わりますのでご注意を。
従来であれば、
法定相続人1人あたり500万円
は非課税枠がありました。
ところが、2011年4月からは、「被相続人(亡くなった人)と生計を一にしていた者」しか適用されなくなりました。独立した子どもなどは、この死亡保険金の500万円の非課税枠にカウントされなくなります。
この改正で、相続税の納税対象者は、4万人から7万人に増えると言われています。
相続税とは無縁と思っていた人も、相続税についてきちんとチェックをしておきましょう。