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住宅ローンの「提携ローン」って何?

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マンションなどの広告で「頭金なしでも融資OK」、「提携ローン ○○銀行」と記載されている物件をみかけることがあります。

提携ローン」は、住宅メーカーやマンション業者など住宅供給業者が、金融機関と提携し、あらかじめ融資条件や融資額などについて決めておいた上で、住宅購入者に対して融資を行う住宅ローンのことです。

貸手はあくまで金融機関ですが、住宅メーカーや不動産会社などが窓口となって、何かと便宜を図ってくれます。中堅以上の分譲会社の物件、特に新築マンションのほとんどには連携ーンがついています。

民間の住宅ローンには、「非提携ローン」と「提携ローン」があります。「非提携ローン」の借入可能額は購入価格の80%までとされているところが多く、頭金が20%以上必要です。ころが、「提携ローン」は頭金が5%あるいは、頭金が無くても借りられることがあります。

新築マンションなどの場合は、あらかじめ物件については金融機関の審査が行われているので、個人の審査に合格すればよいわけです。物件の審査がない分提出する書類も少なく、審査時間も少なく金融機関への手続きも住宅メーカーや不動産会社などが代行してくれます。金利も低く設定されています。

連携ローンは「いいことずくめ」のようですが、注意することはいのでしょうか?

先日、中古物件を見てきた若いご夫婦が、不動産会社から手渡された書類を見せていただきました。その中に資金計画提案書があり、提携ローンの返済額の数字が記載され、○○銀行のローン事前相談書の書類が同封されていました。住宅ローンの詳細の説明も受けた風でなく、現在の賃貸料に較べて安い返済額で楽に返済して行けそうな感じが一番に目につく感じです。

しかし、提携ローンは変動金利型が中心であることが多く、また固定でも短期設定されていることが多いので、金利が上昇したとき、借り入れ後に返済額が増えてしまうというリスクをはらんでいます。また金融機関に支払う手数料と別に住宅メーカーや不動産会社に手続き代行料が必要な場合もあります。

住宅メーカーや不動産会社は物件を売りさえすれば良いわけですから、十分な住宅ローンの商品説明もなく、当面の低い金利の低い返済額のみが強調されるといったことはありがちです。

諸費用まで含めて融資割合が100%となれば、将来本当に返済していけるのかということは、しっかり試算し納得して利用しないといけません。住宅購入ということに気持ちが奪われ、つい営業マンのセールストークに流され、よく考えることなしに住宅ローンも決めてしまうということはありがちです。

提携ローンがついていても必ずしもそれを利用する必要がないので、フラット35をはじめ他のローンの諸条件をいくつか検討して自分に適したローンを探す手間は惜しまないようにしたいものです。

                       2010115   古谷 三十鈴

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