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第2回 「保険会社は必ずもうかる?」
某大手生保レディFPの中村瑞穂です。前回の「保険はギャンブル!?」では、保険の基本とそのルールを学びましたね。この調子で次は保険会社側がこのレースをどう運営しているのかを考えてみましょう。
■第2回 「保険会社は必ずもうかる?」
保険をギャンブルとするのなら、レースの主催者(保険会社ですね)はどこで稼ぐかと言うと、3つの「予想と現実の差額」を取ります。「予想と現実の差額」って何だと思います?
もう少し詳しくお話してみますと・・・
まず1つ目は、参加料(保険料)を預かってから、返金(解約)するまでの間、主催者(保険会社)が預かった保険料を運用して得る利ザヤの予想と現実の差額(利差益と言います)。このレースの参加者(契約者と言います)が支払う参加料(保険料)はあらかじめ指定された倍率(予定利率と言います)によって決められていて、レースの終わりまで変えることができません。2つ目は、初めに決められた倍率と実際にレースを走った現実の倍率との差額(死差益と言います)。そしてレースを運営するために使う場所代やチラシ、もぎりのおじさん(営業マンかな?)に支払う手数料などの経費の予想と、実際にかかった費用との差額(費差益と言います)が3つ目です。
いかがですか?こう聞くと保険会社が、何でも高めに予想をたてれば、現実との差額分が必ず儲かるような気がしますよね。やっぱり保険会社はズルイ!!という声が聞こえてきそうです。
しかし、そこで次のルールです。
◇ レースの倍率(予定利率)は途中で変えられない!
先ほども少し触れましたが、途中で倍率が変わるようなイカサマレースに参加してくれる人はいないので、最初の予想倍率(予定利率)は最後まで変わりません。そして、その予定倍率によって約束したレースの主催者が責任を持って換金(解約・満期・保険金の支払)しないといけません。
バブルの頃この倍率は6.25%でした。今はレースの種類によって多少の差はありますが、
1. 25%です。バブル崩壊から主催者側(保険会社)は困りました。
なぜなら10年前に参加した方のレース(保険)はまだ続いているからです。予想を立てて決めた6.25%の倍率(予定利率)と現実の1.25%の倍率(予定利率)の差額は、主催者(保険会社)が支払わないといけないからです。これを逆ザヤと言いまして、先では必ず支払わないといけないものを各社抱えております。
他にもレースを運営するために買っていた土地、運用して利益を期待していた株、などがバブル崩壊後値下がりした事で、主催者(保険会社)はこちらでも大きなマイナスを背負ってしまいました。これを不良債権と言います。
この逆ザヤと不良債権のダブルパンチにレースを運営していけなくなった主催者(保険会社)も出て来ました。保険会社の破綻です。やっぱりどこかだけが儲かるということはないですね・・
いかがでしょうか?次回はこの保険会社の現実と自分の保険がどう関係あるのかを探っていきましょう!お楽しみに♪
| 保険会社の逆ザヤと不良債権! 理由は予定利率のダウンにあった! |